「インプラント治療に失敗したかもしれない」と感じたら

インプラントは高い成功率を誇る治療法ではありますが、決して100%安全・完璧な治療ではありません
実際に当院には、過去に他院でインプラント治療を受けたが不具合がある、痛みや腫れが続いている、インプラントが脱落したといったお悩みを抱えた方が多くご相談にいらっしゃいます。

このようなケースでは、早期の診断と適切な再治療が極めて重要です。当院では、精密な診査と原因の特定を行った上で、再治療(リカバリー治療)に対応しております。

インプラントの不具合・失敗とは?

インプラントの「不具合」と「失敗」は異なります

「失敗」という言葉には曖昧な印象がありますが、臨床的には以下のような状態に分けて評価します。

主な不具合の例

  • インプラントの上部構造(被せ物)が割れた・ゆるんだ
  • インプラント周囲の歯茎が腫れる・出血する
  • 噛み合わせが悪くなった・顎が痛い
  • 口臭や違和感が続く

「失敗」と見なされる状態の例

  • インプラント体が骨と結合していない
  • 手術直後または数カ月でインプラントが脱落した
  • インプラント周囲炎が進行し、骨が大きく失われている
  • 神経麻痺や上顎洞穿孔など、手術時の重大な合併症

インプラント再治療が必要となる代表的な原因

1. インプラント周囲炎

インプラントの周囲に細菌が侵入して炎症を起こす病態で、放置すればインプラントの脱落につながる重大なトラブルです。原因は、セルフケア不足・メインテナンス不備・喫煙・糖尿病など多岐にわたります。

2. 設計や手術精度の不備

骨量・骨質・噛み合わせの評価が不十分だったり、インプラントの位置や角度が適切でなかったりすると、過負荷・脱落・周囲炎の原因となることがあります。

3. 上部構造のトラブル

インプラント体自体に問題がなくても、被せ物が合っていなかったり、適切な噛み合わせになっていないことで、痛みや不快感につながるケースがあります。

4. 治療後のメインテナンス不足

インプラント治療後は、天然歯以上に定期的なメインテナンスが重要です。術後フォローがなされていない、または誤ったセルフケアが続くことで再治療の必要性が生じることがあります。

当院のインプラント再治療の流れ

1. 精密診査・原因の特定

まずはCTスキャン・レントゲン・歯周検査・咬合診査などにより、インプラントの状態とトラブルの原因を明確にします。必要に応じて、他院の診療情報提供書(カルテ)も参考にします。

2. 計画立案とご説明

原因が明らかになった段階で、再治療の可否と治療法の選択肢を丁寧にご説明いたします。場合によってはインプラントの除去、骨造成、再埋入などを含む長期的な再建プランをご提案いたします。

3. インプラントの除去・再建

骨の感染が進んでいる場合は、一度インプラントを除去し、感染除去と骨再生処置(GBRなど)を行ったうえで、改めてインプラントを再埋入します。

4. 新たな被せ物(上部構造)の作製

噛み合わせや見た目を考慮しながら、機能性と審美性の両立を図った補綴物を設計・作製します。

当院が選ばれる理由 ~ 再治療にも強い、その理由

  • インプラント専門医が在籍し、高度な再建にも対応
  • 歯科用CTなど精密診断機器の完備
  • 骨造成(GBR)・サイナスリフト等の外科技術に精通
  • 咬合・審美・歯周の多角的視点から再治療を計画
  • 他院からの転院相談やセカンドオピニオンも歓迎

過去の失敗があっても、再び噛める未来へ

「もう一度、しっかり噛みたい」「今度こそ、長く使えるインプラントにしたい」
当院では、こうした患者様の再出発を全力でサポートしています。

一度失敗したからといって、一生義歯しか選べないというわけではありません。確かな診断と高度な技術があれば、再治療の道は開かれています

まずは状態確認とご相談から

再治療は、早期の診断・早期の処置が成功の鍵を握ります。少しでも不安なことがあれば、お早めにご相談ください。

当院では無料カウンセリングを実施しており、インプラントの状態を確認し、今後の可能性をご説明いたします。無理な治療の提案は一切いたしませんので、まずはお気軽にお越しください。

インプラント再治療で再び笑顔を

インプラントのやり直しには、原因の究明・正確な診断・高度な再建技術が求められます。
当院では、他院で治療されたインプラントの不具合に対しても、豊富な経験と専門体制で対応しています。

「諦めずに、もう一度インプラントを取り戻したい」
まずは一歩、踏み出してみませんか。